外来診察のあと、
・本当は聞きたいことがあったのに聞けなかった
・主治医が忙しそうで遠慮してしまった
・診察が終わってから「これも聞けばよかった」と思い出した
このような経験はありませんか。
実は、このような悩みは多くの患者さんが感じていることです。
診察時間は限られており、医療機関では多くの患者さんを診療しています。
そのため、疑問をすべて診察時間内で解決することが難しい場合もあります。
しかし、疑問をそのままにしてしまうと
● これからの治療内容がよく理解できない
● 帰宅してから不安が大きくなる
● 今後の大切な判断ができなくなる
といったことにつながってしまいます。
そこで今回は、
主治医に聞けなかった質問を整理する3つのステップ
について解説します。
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ステップ① まずは「聞きたかったこと」を書き出す
診察後にモヤモヤしたままにせず、まず行っていただきたいのが
「本当は何を聞きたかったのか」
を書き出すことです。
頭の中で考えるだけでは整理しにくいため、
紙に書き出す方法がおすすめです。
整理するときは、次の3つの視点が役立ちます。
1.病気について
・この検査は何を調べているのか
・治療はどのくらい続くのか
・薬の副作用はあるのか
2.検査や治療について
・今の病状はどの程度なのか
・病気は進行しているのか
3.日常生活について
・仕事は続けてもよいのか
・運動はしてよいのか
・食事で気をつけることはあるのか
このように書き出すことで、
自分が何に不安を感じているのかが見えてきます。
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ステップ② 質問の「優先順位」を整理する
質問を書き出したら、次に
「今すぐ確認すべきことなのか」
を考えてみましょう。
例えば、次のような場合です。
■ すぐに相談したほうがよいケース
・症状が急に悪化している
・強い副作用が出ている
・いつもと違う薬剤が処方されている
このような場合は、
次回の診察を待たずに、その日に相談したほうがいいでしょう。
相談するのは、主治医でなくても構いません。
・看護師にわからないことを相談する
・メディカルソーシャルワーカーに相談して、主治医に聞いてもらう
・薬を処方してもらう薬局の薬剤師に相談する
などの方法も有効な手段です。
私は、クリニック受診の際、薬を処方してもらう薬局の薬剤師に
「〇の薬剤を追加してもらいたい」
「〇の薬剤の処方日数を7日分にしてもらいたい」
「診察では〇という薬剤を処方と聞いていたが、処方箋では違う」
ということを、主治医に聞いてもらうため、お電話をお願いすることが多々あります。
もし診察時間外になってしまっていたら、次の日にお電話をお願いして、その結果を
携帯にお電話してもらうことにしています。
質問の優先順位を整理する、わからないことをそのままにしないことで
次に取るべき行動が明確になります。
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ステップ③ 次の診察に向けて「質問メモ」を準備する
診察室で質問できない理由の一つに、
「その場になると聞きたいことを忘れてしまう」
ということがあります。
そのため、次回の診察では
質問メモを持参すること
をおすすめします。
メモには
・聞きたい質問
・最近の症状
・気になる体調の変化
などを書いておきます。
実際の医療現場でも、
メモを見ながら質問される患者さんは多いです。
主治医にとっても
・症状が整理されている
・情報が伝わりやすい
というメリットがあり、「何かわからないことがあるんですか?」と気にかけてくれます。
遠慮する必要はありません。
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■ 医療現場にいた立場からお伝えしたいこと
私は以前、医療機関で臨床工学技士として勤務していました。
治療の現場に関わる中で、多くの患者さんと接してきました。
その経験から感じるのは、
患者さんは多くの疑問を抱えている
ということです。
しかし実際には
・忙しそうで質問しづらい
・主治医の説明を途中で止めにくい
・何を聞けばよいのか分からない
という理由で、疑問を抱えたまま帰宅される方が多いのが現状です。
だからこそ、
疑問を整理することがとても重要になります。
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■ 弊所が大切にしていること
ー 医療と障害年金制度の「理解の橋渡し」ー
弊所では、障害年金のご相談をお受けする際、
障害年金の制度のご説明だけではなく、
これまでの受診経過の整理するお手伝いも行っています。
例えば、
・病状の経過の整理
・主治医へ伝える内容の整理
・主治医へ相談するポイントの整理
などです。
医療と障害年金の制度の間には、
大きな「理解の差」があるのが事実です。
その橋渡しをすることが、
医療コーディネーターとしての役割だと考えています。
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■ まとめ
診察後の疑問は「整理すること」が大切です
診察後に疑問が残ってしまったときは、次の3つのステップを意識してみてください。
① 聞きたかったことを書き出す
② 質問の優先順位を整理する
③ 次回の診察に向けて質問メモを準備する
この3つの作業を行うことは、医療を、そして自分自身を理解する上でも大切なことです。
診察室での限られた時間を有効に使うためにも、
疑問を整理する習慣を取り入れてみてください。
