2026.03.07

お知らせ

主治医に「忙しそうで聞けなかった」こと、その質問を整理する3つのステップ

外来診察のあと、

・本当は聞きたいことがあったのに聞けなかった
・主治医が忙しそうで遠慮してしまった
・診察が終わってから「これも聞けばよかった」と思い出した

このような経験はありませんか。

実は、このような悩みは多くの患者さんが感じていることです。

診察時間は限られており、医療機関では多くの患者さんを診療しています。
そのため、疑問をすべて診察時間内で解決することが難しい場合もあります。

しかし、疑問をそのままにしてしまうと

● これからの治療内容がよく理解できない
● 帰宅してから不安が大きくなる
● 今後の大切な判断ができなくなる

といったことにつながってしまいます。

そこで今回は、
主治医に聞けなかった質問を整理する3つのステップ
について解説します。

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ステップ① まずは「聞きたかったこと」を書き出す

診察後にモヤモヤしたままにせず、まず行っていただきたいのが

「本当は何を聞きたかったのか」

を書き出すことです。

頭の中で考えるだけでは整理しにくいため、
紙に書き出す方法がおすすめです。

整理するときは、次の3つの視点が役立ちます。

1.病気について

・この検査は何を調べているのか
・治療はどのくらい続くのか
・薬の副作用はあるのか

2.検査や治療について

・今の病状はどの程度なのか
・病気は進行しているのか

3.日常生活について

・仕事は続けてもよいのか
・運動はしてよいのか
・食事で気をつけることはあるのか

このように書き出すことで、
自分が何に不安を感じているのかが見えてきます。

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ステップ② 質問の「優先順位」を整理する

質問を書き出したら、次に

「今すぐ確認すべきことなのか」

を考えてみましょう。

例えば、次のような場合です。

■ すぐに相談したほうがよいケース

・症状が急に悪化している
・強い副作用が出ている
・いつもと違う薬剤が処方されている

このような場合は、
次回の診察を待たずに、その日に相談したほうがいいでしょう。

相談するのは、主治医でなくても構いません。

・看護師にわからないことを相談する
・メディカルソーシャルワーカーに相談して、主治医に聞いてもらう
・薬を処方してもらう薬局の薬剤師に相談する

などの方法も有効な手段です。

私は、クリニック受診の際、薬を処方してもらう薬局の薬剤師に

「〇の薬剤を追加してもらいたい」
「〇の薬剤の処方日数を7日分にしてもらいたい」
「診察では〇という薬剤を処方と聞いていたが、処方箋では違う」

ということを、主治医に聞いてもらうため、お電話をお願いすることが多々あります。
もし診察時間外になってしまっていたら、次の日にお電話をお願いして、その結果を
携帯にお電話してもらうことにしています。

質問の優先順位を整理する、わからないことをそのままにしないことで
次に取るべき行動が明確になります。

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ステップ③ 次の診察に向けて「質問メモ」を準備する

診察室で質問できない理由の一つに、

「その場になると聞きたいことを忘れてしまう」

ということがあります。

そのため、次回の診察では

質問メモを持参すること

をおすすめします。

メモには

・聞きたい質問
・最近の症状
・気になる体調の変化

などを書いておきます。

実際の医療現場でも、
メモを見ながら質問される患者さんは多いです。

主治医にとっても

・症状が整理されている
・情報が伝わりやすい

というメリットがあり、「何かわからないことがあるんですか?」と気にかけてくれます。

遠慮する必要はありません。

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■ 医療現場にいた立場からお伝えしたいこと

私は以前、医療機関で臨床工学技士として勤務していました。
治療の現場に関わる中で、多くの患者さんと接してきました。

その経験から感じるのは、

患者さんは多くの疑問を抱えている

ということです。

しかし実際には

・忙しそうで質問しづらい
・主治医の説明を途中で止めにくい
・何を聞けばよいのか分からない

という理由で、疑問を抱えたまま帰宅される方が多いのが現状です。

だからこそ、
疑問を整理することがとても重要になります。

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■ 弊所が大切にしていること
ー 医療と障害年金制度の「理解の橋渡し」ー

弊所では、障害年金のご相談をお受けする際、

障害年金の制度のご説明だけではなく、
これまでの受診経過の整理するお手伝いも行っています。

例えば、

・病状の経過の整理
・主治医へ伝える内容の整理
・主治医へ相談するポイントの整理

などです。

医療と障害年金の制度の間には、
大きな「理解の差」があるのが事実です。

その橋渡しをすることが、
医療コーディネーターとしての役割だと考えています。

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■ まとめ

診察後の疑問は「整理すること」が大切です

診察後に疑問が残ってしまったときは、次の3つのステップを意識してみてください。

① 聞きたかったことを書き出す
② 質問の優先順位を整理する
③ 次回の診察に向けて質問メモを準備する

この3つの作業を行うことは、医療を、そして自分自身を理解する上でも大切なことです。

診察室での限られた時間を有効に使うためにも、
疑問を整理する習慣を取り入れてみてください。

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